「それゆけ宅配弁当丸」(大阪市)

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絶好調「はま寿司」が出店を加速できる秘密、店舗数は業界首位のスシローを超える勢い

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現在約400店を展開する、はま寿司。
昨年度は80店、今年度は60店と地方を中心に積極出店を進めている
東京・新宿区の高田馬場――。
駅からほど近い場所に「は」と大きく書かれたひらがな一文字の看板が目に入る。
平日の午後9時、店内の200近い座席は満席状態。
学生を中心に10組以上の客が順番待ちをしている。
実はここ、牛丼の「すき家」を展開するゼンショーホールディングス(HD)が手掛ける回転ずしチェーン「はま寿司」の店舗なのだ。

はま寿司は目下、ゼンショー傘下では1番の親孝行会社に成長しつつある。
2015年3月期のはま寿司の売上高は874億円(前期比34%増)、経常利益49億円(同46%増)。
出店数も前期だけで80、この2016年3月期も60出店を計画している。

業界首位「スシロー」の2015年9月期の出店見通しが35~40店であることと比較しても、はま寿司の伸びは大きい。
店舗数も393店(7月末時点)となり、スシローの404店に迫っている。


伸びる回転ずし市場

はま寿司の出店が加速している背景の一つに、回転ずし市場の拡大がある。
外食産業の調査を行っているエヌピーディー・ジャパンによると、2009年と2013年の外食市場で、食事をとる機会の伸び率を比較した場合、業界全体では2.1%増にとどまったのに対し、回転ずしは9.8%増という高い伸びを示したという。
すし商品の拡充やサイドメニューの強化で、家族客などが増えていると見られる。

 

 

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すき家の深夜休業は徐々に解消されつつある

さらに、人手不足によるすき家の閉店問題が顕在化した2014年3月には、ゼンショーHDが公募増資を行い267億円の資金調達に成功。
新規出店に充てられる資金を獲得できたことも、出店拡大の追い風になった。

とはいえ、ゼンショーHDが回転ずし事業に挑戦したのは、はま寿司だけではない。
過去には苦い失敗もあった。

2007年にはスシローを展開するあきんどスシローと、「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイトホールディングスの株式を取得したことがある。
2社の統合で業界トップに立つ野望を持っていたゼンショーHDだが、現場の衝突などもあり断念。
結局、両社の株を手放すことになった経緯がある。

結果的には自らのブランド「はま寿司」を立ち上げ、回転ずし業界に挑んだゼンショーHD。
とはいえ、最後発でありながらどのように事業を拡大してきたのか。
キーとなったのは、競合の少ない北海道や沖縄県など空白地への出店だ。

一般的に、外食チェーンが本社(本部)から離れた遠隔地に出店することは容易ではない。
特に沖縄のような場所は、離島であるがゆえに食材調達が難しかったり、物流コストが高くついたりする。
回転ずしともなれば新鮮な魚を扱うだけに、ハードルは一段と高い。
にもかかわらず、はま寿司は沖縄県ですでに5店舗を構えており、9月にはさらに1店増える予定だ。

ゼンショーの力は大きい

遠方への進出が可能なのは、はま寿司がゼンショーHDという業界最大企業のグループ傘下にいるから。
ゼンショー傘下のすき家は2007年に沖縄に進出しており、現在24店舗を運営している。
同年には現地で食材加工工場も設けた。
はま寿司とはコメなどを共通で使用できるほか、食材配送などの物流も一括することで、コストの抑制につながっている。

現地の物件情報もこれまでのすき家の経験を通じて入ってくる。
こうしたゼンショーグループの強みを武器に、他社に先駆けて空白地に進出することができた。
ライバルが少ないことから客数は増え続け、店舗売り上げもはま寿司全店の平均より断然高いという。

6月からは全国の店舗でウェブ予約システム「はまナビ」を導入した。
パソコンや携帯電話から予約ができるほか、混雑時には来店前に整理券を発行し、待ち時間を短縮できる。
同業他社でも同じような仕組みはあるものの、アプリ形式のためスマホ保有者しか利用できないことが多い。
はまナビはインターネットを通じて幅広い層が利用できる仕組みにし、差別化を図っている。

 

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ライバルも、うかうかしてはいられない

右肩上がりの成長を続けるはま寿司だが懸念もある。
沖縄では、今年4月に「くら寿司」が初出店を果たしたほか、9月上旬にはスシローも沖縄初上陸を予定。
ライバルが少なく優位と思われた地域に他社も続々と進出しており、地方での競争環境は変わりつつある。

もう一つは人材の確保だ。
店舗網は拡大しているが、業界全体を見渡せば人手不足は依然大きな問題となっている。
はま寿司の場合、1店当たりで働くアルバイトの人数はすき家の3~4倍にのぼる。
加えて店舗をスムーズに運営するため、教育にあたる人材も育成しなくてはならず、今後の拡大へのハードルとなっている。

他社動向を見極めた出店と人材の確保。
二つのバランスを取りながらどのように舵取りをしていくか。
この成否こそ、はま寿司が親孝行企業で居続けられるかどうかを左右する、最大のポイントになりそうだ。

 

2015年08月20日
ソース元→ 東洋経済オンライン ↓URLよりどーぞ
http://toyokeizai.net/articles/-/80255

 

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